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パテントマップ(特許マップ)とは、利用目的に応じて特許情報を整理・分析・加工して、図・グラフ・表などに表現したもののことをいいます。
一般的に、パテントマップには、特許情報をその書誌事項などに基づいて統計的に解析し、グラフなどで表現したタイプのパテントマップと、特許情報に記載された技術内容を個別に解析・整理して、図・表などで表現したタイプのパテントマップと、があります。
前者のタイプのパテントマップには、@件数推移マップ、A構成比マップ、Bマトリクス表示マップ、Cレーダーチャート表示マップ、D分布表示マップなどがあります。
@件数推移マップは、出願年ごとの特許出願件数や審査請求件数などを出力したパテントマップです。折れ線グラフや棒グラフなどで表現されます。
A構成比マップは、出願人ごとの出願件数の割合などを出力したパテントマップです。円グラフや棒グラフなどで表現されます。
Bマトリクス表示マップは、技術開発の濃淡を分析するために、技術、応用分野、出願人など、複数の観点を組み合わせてマトリクス状に出力したパテントマップです。3次元グラフ(棒グラフ、等高線グラフなど)や表などで表現されます。
Cレーダーチャート表示マップは、複数の要素を放射状に配置し、この各要素の数値を直線で結んでレーダーチャート状に出力したパテントマップです。出願年又は出願人ごとに、開発技術のバランス、技術分野別の注力度、重点化分野などを比較するために使われます。
D分布表示マップは、X軸に技術の到達レベルの指標となる目標値を、Y軸に技術分野を、それぞれ設定し、これらの軸に相関する出願数や出願人数の分布を濃淡で出力したパテントマップです。分布の濃淡から現在の開発の主流となっている技術分野の把握や、将来性のある技術分野を予測するために使われます。
一方、後者のタイプのパテントマップには、E時系列表示マップ、F要素別表示マップ、G技術発展・展開表示マップ、Hリスト表示マップなどがあります。
E時系列表示マップは、時系列上に、特許出願・特許権の内容を出力したパテントマップです。
F要素別表示マップは、製品を構成している主要な要素技術ごとに、主要な権利と権利の件数、出願件数を出力したパテントマップです。製品の特許網の状況を知るために使われます。
G技術の発展・展開表示マップは、核になる技術で相互に結びづけられた異なる分野の製品・製品要素などを、節目となる技術の順番に整理したパテントマップです。
Hリスト表示マップは、注目・問題になっている特許の番号ごとに、例えば、特許の評価結果、対策、審査状況などの項目を表にしてまとめたパテントマップです。
このように、パテントマップには、様々なタイプのものがあります。利用目的に応じたパテントマップの作成をお勧めします。
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